~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~《H25.08.21記》

■ 平成25年度設計製図試験対策−2


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆八王子セミナーハウス以外の各大学のセミナーハウスのホームページを覗いてみよう。大学の規模 にもよるが、各大学とも特徴が有り結構充実している感じだ。中にはセミナーハウスというよりも、 リゾート施設と言った方がよいような物も有る。ここでは最大公約数的に要約して取り上げる。 1.セミナー室   セミナーハウスだからセミナー室は必須だろう。(中には野外施設がセミナー施設としている例   外もある。)   規模的には50名収容〜15名収容が多い。中には200名の大教室もあるが、大型セミナー室   が出題されたら、無柱空間の処理方法を思い出して対応すればいいだろう。また、こういう施設   は、帯に流し襷(たすき)に短しということが多い。可動間仕切りで多人数に対応する事も考え   られる。例えば50名×2室=100名。   セミナーの形式は、長机に椅子が主流だが、まれに和室も存在する。   セミナーに必要な備品は長机、椅子、ホワイトボード、映像スクリーン、プロジェクターなどが   考えられる。これまでの試験でも備品の記入が要求されたので、長机、椅子の書き込み練習は必   要だろう。 2.宿泊室   日帰り主体のところもあるが、一般的に宿泊付が多い。形式は、洋室、和室の双方が考えられ、   8人/室〜2人/室と多様だ。中には身障者専用の宿泊室や教官用個室を設けている施設もある。   洋室の場合は、ホテルのようなベット形式やから2段ベッド式までピンキリだ。宿泊室の形式は   課題で要求されるだろうから、皆さんは両方に対応できるようにしてもらいたい。      洋室の大きさの目安:3u以上/床  ベットの寸法:1.0×2.1(床からの高さ=0.4)   2段式の室の面積:4.5u以上/2床  2段式の天井高:ch=2.5m以上   和室の場合は、洋室より人数調整がしやすい特徴があるが、一般的な畳数に対する人数は把握し   ておくべきだ。3u以上/床。布団を収納する押入は必須。   基本的には宿泊室は寝るだけ。バス、シャワー室、トイレは共用となる。風呂は設けずにシャワ   ー室のみのところもある。課題で条件が出るだろうからそれに従えばよい。   宿泊室がある課題での断面図は、間仕切り壁を上部スラブまで伸ばすこと。(スラブ、梁を省略   できる場合はこの必要はない。)   避難階段に至る歩行距離や歩行経路は課題要求にあるので、普段からエスキスを行うときに十分   に注意が必要。   ※事前に4人部屋、6人部屋、8人部屋のプランを用意すると、試験に対応しやすいよ。 3.食堂   宿泊室があるから食堂は楽しみの一つだね。朝食はバイキング形式が多いみたい。ビジネスホテル   感覚だね。何たって学生セミナーハウスはリーズナブルが基本。   夕食は1000円前後が多いが、中には2500〜3000円の施設もある。リッチ〜!   野外バーベキューもセミナーハウスの定番のようだ。交流を主たる目的にしているから、バーベキ   ューは持ってこいってところだね。野外施設として条件が出る可能性は高いよ。   厨房との動線は外せないし、厨房と食材搬入動線も外せない。 4.立地   学生と教職員とが寝食を共にして交流を深めるための施設だから、学園を離れた風光明媚な立地が   選ばれる。広い敷地が必要となり、必然的に地代の安い林間に建設されることが多い。   試験では、広大な敷地の中の一角に建設地が指定され、指定された屋外施設(スポーツ施設など)   や自然条件(景色など)などを考慮した計画を要求する可能性は高い。   従って、高低差のある課題を1度は経験しておきたいものだ。 ◆学生セミナーハウスの実例  ☆立命館大学 衣笠セミナーハウス 図面  ☆立命館大学 衣笠セミナーハウス 写真  ☆館北海道大学 大滝セミナーハウス 図面  ☆北海道大学 大滝セミナーハウス リーフレット ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆各施設とも施設の図面はあまり発表されていないので、参考になる図面は少ない。  その中で上記の施設を見つけた。参考にしてイメージを膨らませて下さい。  概念やイメージをつかんで奥のは大変重要ですよ。但し、参考程度にして下さい。 試験での条件と  一致するとは限りません。  計画は、利用者とサービス部門の動き、その中でも利用するのは誰か。個か、グループか、全体かを  考えること。
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